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爪水虫を塗り薬で治すなら爪を削ればより染み込みやすく

爪水虫といえば塗り薬が第一選択薬、でも肝機能が悪い方も妊娠中や授乳中の方も使えないのです。10人に1人くらいの割合で肝障害などの副作用が出るといわれています。定期的に血液検査を行わなければならないので、忙しい毎日を送る現代人には難しかったりします。それに、内服したからといって早く治るでもなくやはり半年から1年はかかるというのですから内服治療を辞退される患者が多いのも当然と言えるでしょう。

でも決して治療をあきらめるわけではありません、何しろ自然治癒が難しい病気なのですから何らかの方法で白癬菌の活動を止めなければならないのです。そこで行われるのが塗り薬による爪削り療法です。

内服薬が無理と分かったら、ラミシールクリームなどの塗り薬が処方されるでしょう。ラミシールクリームは有効成分テルビナフィン塩酸塩が真菌の増殖を阻害し、撃退する抗真菌薬です。爪水虫以外にも足の様々な場所の感染に有効に働きます。

ただ、爪は皮膚に比べて厚みがあり硬くて浸透性が高い薬を用いても表面で留まり中々内部にまで成分が到達しない・なので本来は錠剤で内部から効果を得るのです。厚みがあるなら削る・それが爪削り療法、これを行うことで確実に浸透性は高まり、より短期間で症状が良くなりそうです。

削る道具は、木工用の金属製やすりがおすすめです。出来れば目がある程度細かいものにした方が患部がでこぼこになることなく、きれいな仕上がりとなります。まずは爪甲部の硬い部分を削り取り、そしてその下のガサガサした白い部分も出来るだけ削り取りましょう。何しろその部分こそが白癬菌によって白く脆くなっている爪なのですから、菌を取り除いてやるのです。そこに外用薬をたっぷりとしみこませれば硬い上から直接よりもしみこみやすく短期間で済むのは当然です。元々、皮膚科の雑誌に紹介されていた方法としては硬い部分の中心に錐で穴を開けてそこから薬を注入するというものでしたが、穴が小さいと上手く薬が注ぎ込めません。大きな穴をいくつもあけるよりは全体を削り取る方が危険度が少ないし効果的であると、こちらのやり方に落ち着いたのです。患部を少しでも多く除去するのが理想的ではあるものの、正常部位との境界は出血しやすいです。それに無理に削ると痛みも出てきてしまいます。最初のうちは患部の2分の1から3分の2程度まで、あとは毎日少しずつ追加して行くといったやり方で行なうようにしましょう。薬を塗った後にサランラップなどを被せて密封するとより浸透しやすくなります。これは密封療法と呼ばれ、皮膚科で昔から行われています。削り取って外用薬を塗り、そして密封するということの繰り返しで徐々に白濁部分の底部がきれいになっていきます。つめの根元から正常な爪が生えてきている証拠、すべての爪がきれいになったら完治したということになります。本来は飲み薬のところを塗り薬で治そうというのなら、少しの工夫が必要なようです。